1月28日 「ゲーム」
エリートビジネスマンであるマイケル･ダグラスは弟に誕生日祝いとして一枚のカードをもらう。 それは人生が大きく変わる｢ゲーム｣への招待状だという。 好奇心に負けたダグラスはゲームを主催するSRI社を尋ね、 ゲームへの参加の契約をする。 だがその日からダグラスの周りに奇妙な出来事が起こり始める。 初めはカバンの鍵が開かなくなる･レストランで服に飲み物をこぼされるといった些細な悪戯ですんでいたものが、 次第に乗ったタクシーの運転手が走行中に突然飛び降りてしまうといったような生命にもかかわる危険なものへとエスカレートしていく。 その影に必ず見え隠れするSRI社の人間たち。 ダグラスはゲームの中止を要求するためSRI社へ向かうが、そこはもぬけの殻だった。
ゲームの代金を支払っている弟に掛け合うが、 弟は自分もまたゲームの中に巻き込まれていると言い出す。 「ゲームには終わりが無い。 終わったかと思うとまた始まるんだ。｣ 弟は完全に精神の安定を欠いてるかのようだった。 やがてダグラスも追い詰められ、ゲームの巧妙な罠により財産も地位も奪い取られてしまう。
だが何もかもを失なったダグラスは絶望の淵からはい上がり、 わずかな手がかりを頼りにSRI社の正体を探し始める。 弟はすでに精神錯乱で病院に入れられたという。 そうしてようやく付きとめたSRI社の本部で彼は信じられない光景を見る。 そこには自分の会社の社員やレストランのウェイトレス、 タクシーの運転手など、彼がゲームを始めた時からかかわったすべての人間がいるのだ。 SRIはすべてを支配しているのか。 そしてゲームとはいったい何なのか。
警備員の銃撃に追われ、かろうじて屋上に逃げ込むダグラス。 だがロックしておいたドアの鍵も今まさに焼き切られようとしている。 そしてついにドアが開かれた！ そこには！
シャンパン持った弟とみんなが一斉に「ハッピバースデー 兄貴！！」
……なんじゃこりゃ。