８月２５日 ｢少林寺２｣
先日遅ればせながら「スター・ウォーズ エピソードⅠ｣を観てきました。 感想は……そうですね、恐ろしいほど盛り上がりのない展開に逆にハラハラした、といったところでしょうか。
しかしまあ、いまさら言うまでもないですが、続編というのはやはり思いっきり危険です。 とりあえず儲かるから、という安易さと、もともと終わった話を無理やり続けていくという強引さがさまざまな無茶を呼ぶからでしょうか。 最近観たなかで特にひどかったのが｢ダークマン２｣。 ダークマンは闇の中で生きていた、しかし倒したはずの悪のボスもやっぱり生きていた、という衝撃の内容で、２時間かけて観客のカタルシスをようやくマイナスからゼロへ。 こんなのでもさらに｢３｣があるんだから世の中というものは分かりません。
で、この｢少林寺２｣ですが、いちおうリー･リンチェイが主演なものの、内容は、河をはさんで男ばっかりの兄弟の一族と、女ばっかりの姉妹の一族との恋のさや当て、という｢掠奪された７人の花嫁･坊主頭版｣といったおもむき。 いちばんの悪役は近所に住んでる盗賊。 ラストは合同結婚式。 当然少林寺など１秒も出てきません。 では何がいったい「少林寺」だったのか。 実は兄弟たちの父親が少林寺出身だった（別に特に活躍するわけでもない）。